どうも。鳥の爪団 総統です。
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12月20日、待ちに待った映画「スターウォーズ EP9 : スカイウォーカーの夜明け / the rise of skywalker」が公開されました。
筆者は公開初日に見てきました。
今回はネタバレありの感想を書いていこうと思います。
映画を最大限楽しみたい方は映画を見てから読むことオススメします。
※映画を絶賛するだけの記事ではありません。また、二回目以降の視聴で評価や印象が変わっていく可能性もあります。予めご理解いただけると嬉しいです。
では、参ります。
画像などの出典:映画 Star Wars シリーズより
綺麗にまとめて来たEP9
スカイウォーカーの夜明けを見て、出てきた率直な感想としては、
「綺麗にまとめて来たな。」という感じでした。
まさに集大成らしい物語、激しい戦闘、総じてスターウォーズへの愛を感じる面白い映画だったのですが、先の展開が予想できてしまう箇所も多く、目新しさなどには欠ける気がしました。
こうなったのには要因があります。
スターウォーズ、新三部作(EP7~EP9)は監督が変わってることでも有名です。
- 【新三部作の監督】
- フォースの覚醒 : J・J・エイブラムス
- 最後のジェダイ : ライアン・ジョンソン
- スカイウォーカーの夜明け : J・J・エイブラムス
フォースの覚醒で綺麗に風呂敷を広げたJJ監督でしたが、引き継いだライアン・ジョンソン監督は今までのスターウォーズの概念をいい意味でも悪い意味でも壊すような作品を描きました。
その結果、最後のジェダイでは多くの伏線が回収されないまま残ってしまい、これをどう回収していくのかに注目が集まっていました。
軌道修正に追われた印象
本作、スカイウォーカーの夜明けでは過去作品へのリスペクトを大事にしつつ、JJ監督の絵描きたかった(またはディズニーの描きたかった)サーガに軌道修正してるような印象を受けます。
その結果、映画を見ていて「軌道修正してハッピーエンドに持っていくなら構成上こうするだろう。」という思考が自ずと働きますし、「え?!死んだの??」と驚く演出が来ても、結局大丈夫だったり、思わせ振りな展開が多いです。
最後の方は「こうなるだろうなぁ。あぁやっぱりだ。」となってしまう感じは否めませんでした。
とはいえ、物語を完結させるのに、相当苦労して制作されたのではないでしょうか。
スターウォーズファンとして無事に完結を見届けられたことを嬉しく思います。
フォーカスの仕方で評価が変わる
スターウォーズという映画は宗教のようなものです。見る人の年齢、性別、スターウォーズとどう人生を共にしてきたか、それによっても見方の変わる作品であり、好きな部分も十人十色です。
どんな完結にしたとしても、批判を免れることは正直言って出来ません。
JJ監督はそのへんのバランス感覚が抜群なので、「世間の求めているスターウォーズ」であり、「ディズニーの求めるスターウォーズ」を実現しました。
もの凄い努力と膨大な時間をかけて構想を練ったことが伝わります。
また、この映画を単体として評価するか、三部作として評価するか、九部作の完結として評価するかによっても評価が変わる作品かもしれません。
弱さをテーマにした作品
スカイウォーカーの夜明けの内容を一言で表現するなら「レイとレンの魂のやり取り」だと思います。
ファーストオーダーの最高指導者になったカイロ・レン、レジスタンスを率いるレイ、互いに立場は違えど葛藤してるものは似ている部分もあり、だからこそ幾度となくフォースを通じてリンクし合います。
- ・先人にプレッシャーを感じている
- ・自分自身の弱さと戦っている
- ・心の拠り所を求めている
これらの共通点はまさしく “人間の弱さ” をテーマにしてると言えます。
アナキンもルークすらも持っていた “人間らしい弱さ”
その弱さを二人だったからこそ乗り越えていくことができ、先人がなし得なかったことも実現していけたのかなと思いました。
具体的なシーンやキャラについての感想
ここからは、スカイウォーカーの夜明けで個人的に気になったシーンや不思議に思ったことなど、一歩踏み込んだ部分について書いていこうと思います。
重大なネタバレを含みます。ご注意ください。
パルパティーン皇帝復活
映画が開始直後、いつものあの音楽に鳥肌が止まりません。
その直後
字幕「皇帝の声が全宇宙に鳴り響いた!」
筆者「え??」
最後のジェダイから時間でいうと一年後が舞台、どんなスタートを切るのだろう?と想いを馳せていたところに衝撃が走りました。
こんなにあっさり冒頭から復活するの?
みたいな。
不老不死の研究などにも精通していたダースシディアス、皇帝がただでは倒れないのはわかりますが、復活した理由付けや説明も不足してるように感じ、特に映画シリーズだけを楽しんできた方にはハテナが浮かぶ冒頭だったかもしれません。
レイの正体
レイの正体はパルパティーンの孫でした。
輸送船をフォースを使って引き止めるシーン、暴発するように発動し、フォースライトニングがほとばしります。
ライトニングの発動は驚くシーンであり、同時に「なるほど。孫説が立証だ。」と思う瞬間でもありました。
スターウォーズの考察を見ている人だったら一度は見たことがあるであろう、パルパティーンの孫説。
まさか本当にそうなるとは!といった感じでした。
また、孫の設定であるのは良いのですが、結局両親についても説明不足を感じましたし、そもそもパルパティーンって子孫残すような人だったの?とか、嫁は?とか、で何でそれがレジスタンスにバレてないの?とか、皇帝の子供は何でダークサイド堕ちてないの?レイアがレイの正体を知ってたのは何で?とか細かい疑問も結構残ります。
有識者の方教えてください。泣
カイロ・レンの葛藤
個人的には本作のカイロ・レンがとても好きです。
ダークサイドとライドサイドの狭間で揺れ続けるカイロ・レン。
最後のジェダイでレイに手を差し伸べるも、断られてしまい、逆上するかと思いきやカイロ・レンは諦めず、諭すようにレイに語り続けます。
レイには「しつこい!」
なんて言われていましたが、それもレイの心の弱さに寄り添おうとするが故の行動なのかなと。
また、カイロ・レンの前に記憶として再び現れたハンソロ。
このシーンが最高にクールです。
フォースの覚醒でハンと対峙した時と同じようなカメラアングル、ハンの台詞、一度はハンに突き立てたライトセイバーを海へ投げるシーンはグッと来るものがありました。
ベン、おかえり泣
演じてるハリソンフォードとアダムドライバーにもありがとうと伝えたいお気に入りのシーンになりました。
カイロ・レン繋がりで、レン騎士団については謎が多いままという感じがしました。
フィンというキャラ
フィンというキャラは結局何だったんでしょうか(殴
フォースの覚醒ではレイに惚れ、最後のジェダイではローズといい感じになり、スカイウォーカーの夜明けでは新キャラ、ジャナと行動を共にしました。
死にそうになった時には「レイに伝えたいことがある」というシーンがありましたが、結局最後まで明かされず、何となくモヤモヤが残ります。
おそらくレイに好きだ。と伝えたかったのでしょうが、それにしては他の女性キャラとの絡みが多く、最後のジェダイでローズとの出会いなども増え、キャラとしても恋愛面においても筋の通らないフワッとした感じになってしまいました。
“ストームトルーパーの脱走兵” という個性も十分に掘り下げられず、一番脚本に振り回されたキャラクターかもしれません。
なんかフィン。。どんまい。
細かい気になるところ
スカイウォーカーの夜明けを初めて見て、興奮状態の時は忘れてると思うんですが、キャプテンファズマと最後のジェダイで出てきた凄腕ハッカーDJ、箒をフォースで引き寄せた少年などはどうなったのでしょうか。笑
ファズマに関しては死んでないと信じていたので結構ショックでした。
ボバといい、ヘルメットキャラの退場の仕方、結構不遇説ありますよね。
裏切ったDJは、彼のモットー通りEP9には「関わらなかった」ってことなんでしょうかね。
ハックスについても少し腑に落ちないような感じです。
後はマズ・カナタは何で最後のジェダイの時、戦闘してたの?とか。
サーガが終わった感動と勢いで押し切られてますが、冷静になると細かい気になる場面も結構あったりします。
また、ゲーム「スターウォーズ バトルフロント2」が好きな自分としてはアイデンの娘、ゼイとシュリブのその後も気になりました。
ゲームでは銀河外縁部に行っていたレジスタンスに救援を求めに行き、希望を繋いでいくという形で物語が終結しました。
結果、スカイウォーカーの夜明けではランドたちに助けられる訳ですが、影の功労者であるゼイとシュリブの二人を劇場でも見たかったなという感じです。
もし、実はこのシーンで出てました!
など情報ありましたら教えていただけると嬉しいです。
ラストのシーン
戦いを終えたレイは、ルークの故郷であるタトゥイーンに来ます。
ルークとレイア、兄妹のライトセイバーを収めたレイに女性が尋ねます。
女性「この辺じゃ見ない顔だね?名前は?」
レイ「私は、レイ…スカイウォーカー」
グッと来ました。
スカイウォーカーサーガの完結にふさわしい感動のラストです。
最後のジェダイのラストはフォースは普遍的なもので、どこにでも存在し、誰でもジェダイになり得るんだと伝えるような終わり方でした。
そして、スカイウォーカーの夜明けでは、血筋こそ途絶えても、誰でもスカイウォーカーになれる。
負けない魂がある限り、そこにはジェダイの象徴・スカイウォーカーがいるんだ。
そんなことを思わせてくれるエンディングでした。
タトゥイーンの双子の太陽をバックに歩き出すレイとBB-8。
そこにはもう怯える彼女の姿はなく、自信に満ち溢れた強い背中が映し出されていました。
まとめ
映画を見た直後にファミレスへ行き、今回の記事を約4000文字に渡って書いてきた訳ですが、正直なところまだスターウォーズ新三部作をどう消化したらいいのか分からないような、本当にこれで終わってしまったことを理解したくないような、色んな感情がないまぜになった状態です。
スカイウォーカーの夜明けという作品を繰り返し見たり、三部作という単位で見てみたり、EP1からもう一度見ることでも、また違かった見え方になる気がしています。
皆さんはスカイウォーカーの夜明け、どう捉えましたか?
是非、ブログや動画のコメント欄で感想を聞かせてください。
スターウォーズの世界をもっと楽しむのであれば、スターウォーズのゲームをプレイしてみるのもいいかもしれませんね。
11月に発売された、ソロで楽しめるゲーム「スターウォーズ・ジェダイ フォールンオーダー」やマルチプレイが抜群に面白い「スターウォーズ バトルフロント2」などもおすすめです。
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※本記事の情報は2019年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください 。
今回は以上です。
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また別の記事でお会いしましょう。
先程映画見たのち、ブログ拝見させて頂きました!
総統さんは色んな考察をしてきたからこその感想なのでしょうね。
ぼくの感想としては、スゴイ元気を貰えた作品です。記事の通り「誰でもスカイウォーカーになれる」というのが、グッと伝わってきました。それに黒くて暗い経歴があっても、最後まで頑張るキャラクター達を応援しっぱなしでしたよ。ぼくも頑張ろうと思います。
個人的な意見としては情報過多気味に感じました。あとEP789は結局パルパティーンとベイダーのお孫さんのお話だったんだなと認識してます。力を持つものゆえに葛藤し、戦う。7と8を見返すと絶対違う感想が出ます。そう考えると旧三部作をいい感じに再現したのかな。でも意識し過ぎたのかな思います。旧キャラも登場させ、誰もがフォースを使えるというコンセプト(レイ→フィン )があり、従来の設定を引っ張り、多くの謎を用意したりするのは大変だったはずです。そもそも三部作が前提でしたから、次への伏線を貼るのは当たり前なんですけども。それ故に最終章にぎっちり詰まるのも当然ですし、だからこそ面白かったのも事実です。
すいません、続きです。
何が言いたかったというと、sw EP10見たいな!っていう話です。まぁ旧キャラが出なけりゃ次作とは言えないんですけども。
長くて申し訳ないです。