ゲーム実況動画で「○○さんのパクり」や「○○さんがやってた」という不毛なコメントが無くならない理由
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どうも。鳥の爪団 総統です。
この記事では動画のコメント欄を見ていると頻繁に見かける「○○さんのパクり」や「○○さんがやってた」というコメントが何故無くならないのかお話していきます。
実際に筆者の動画コメント欄にもこういったコメントは寄せられます。不快に思う方も多く、「言わなくてもいいことなのになぁ」と思いながら見てる方も多いのではないでしょうか。投稿してる側も投稿直後にこういったコメントを多く見かけるとそれなりに萎えます。
厄介なのが投稿者がそれほど気にしていなかった内容だったとしても、それを見て不快になる視聴者が発生することです。視聴者同士がコメント欄で言い争いになるケースは避けたいものです。
一言余計なコメントをしてしまう人の心理
では、一言余計なコメントをしてしまう人の心理とはどのようなものなのでしょうか。
YouTubeのコメント欄では、以下のタイプが多いように感じます。
- YouTubeに多い、一言余計なコメントをしてしまう人のタイプ
- ・言いたいことを言わないと気が済まないタイプ
- ・マウンティングタイプ
» 参考サイト:いつも「一言多い」人の精神構造…常に上に立ちたい型・言い訳型・決めつけ型への対処法
» 参考サイト:余計な一言を言ってしまう原因とやめる方法。余計な一言の例と合わせて紹介!
特に悪意なく無自覚で言っていることもあると思いますが、真相心理を考えるなら「○○さんが先にやっていたことを私は知っている。それを知っている私は先見の明や見極める力が優れている」や「指摘することで優位性を感じたい」などが上げられそうです。大なり小なり人間なら持っている心理だと思いますが、普段から一言多いコメントをしてしまいがちな方は自覚することで減らせるかもしれません。
投稿者(実況者)側から見る3つのケース
「○○さんのパクり」や「○○さんがやってた」というコメントが頻発するケースは3つあります。
意外と視聴者側の立場では見えてこない裏側の部分です。
- ①新着ゲームを同時に実況しているケース
- ②関連動画に載ることを狙い、あえて似せているケース
- ③たまたま企画が似てしまったケース
①新着ゲームを同時に実況しているケース
これが最も多いと思います。ニコニコ動画でゲーム実況動画が流行っていた頃からのよくない流れですが、何故か「一つのゲームに付き、一人の実況者」という名残りが現在のYouTubeでもあります。マイナーゲームだと特に起きやすいです。
» ゲーム実況者はみんな使ってる。フリーゲーム配信サイト4選【2019年版】
以前こちらの記事でご紹介したようなフリーゲームは一般の方にはあまり馴染みがありません。そのため、その界隈では有名なゲームであったり、単に新着ゲームを実況しているケースでもこういったコメントが発生しやすいです。また、投稿者側からすれば誰も動画にしていない新着ゲームの実況は話題性があります。スピード感も大事になってくるので同業者と時期が被りやすくなります。
ゲームは作者のものであり、プレイヤー全員のものでもあると思うので、誰か一人が独占するという状態自体がおかしいのですが、こういった背景が今でもあります。
②関連動画に載ることを狙い、あえて似せているケース
これはかなりマーケティングに関わってくる話なのですが、YouTubeにおいて ”他人の動画の関連動画に載ることは非常に大事” です。YouTubeが関連動画を表示するギミックは「タイトルについているワード」や「概要欄」「タグの設定」などがあります。
更に、自分のチャンネル登録者数とある程度近い、チャンネルに関連動画は表示されやすくなるので、面識がなくともお互いに意識しあっているケースは多いです。動画投稿をしていると何となく肌で感じるものです。
数年前にゲーム実況界でブームした企画「初心者のふりをして」などは多くの実況者が投稿しました。関連動画で相互にユーザーが流れるので更に企画全体が盛り上がり、有名な企画となりました。
私自身は ”実況するか迷っていたゲーム” を自分より大手の人が投稿した場合、関連動画に載るチャンスにもなってくるので、あえて同じタイミングで実況することがあります。もしかしたら人によっては「ズルい」と感じるかもしれませんが、YouTubeをやっていくうえでは必須スキルであり、大手事務所などでも教えているノウハウです。
当然似た動画が多くなるので、「○○さんのパクり」や「○○さんがやってた」が発生します。
③たまたま企画が似てしまったケース
これも頻繁に起きます。特にユーザー母数の多いゲームに起きやすい現象で、私自身は「モンスターハンターワールド」や「フォートナイト」の実況動画で起きました。
同じゲームの中で企画を練るということは、必然的にやれることも限られてくるので似た企画が生まれやすいです。私の場合、先に出していた企画の動画でさえも「○○さんのパクり」とコメントが寄せられ、コメントする人は ”投稿日も確認せず” 憶測で発言しているのだなと痛感しました。他人の企画やアイデアを奪うのは当然よくありませんが、結果的にたまたま似てしまっているケースがほとんどだと思います。そこにオリジナリティがあるかやどれくらい差別化されているのかも重要です。
実はお互いに旨味もある
このように大きく分けて3つのケースがありますが、関連動画というシステムがある以上、お互いのチャンネルにユーザーが流れれば本当は旨味が大きいです。見ている視聴者の方は「○○さんのパクり」や「○○さんがやってた」などと余計な一言を言うより、動画の感想など作っている人のモチベーションアップに繋がるようなコメントを残し、両方のチャンネルを楽しむ方が平和的でより良いYouTubeになると思います。
コメントへの対処方法
上記のような一言余計なコメントや明確なアンチコメントへの対処方法として最も有効なのは、投稿者、視聴者も含めコメントに反応しない徹底的なスルーです。現に大手の方はあらゆるコメントにあまり反応しません。心を乱さないことで安定になり、よい動画作りに繋がるからです。場合によっては自分のコメント欄をまったくチェックしない方もいるようです。そうは言ってもコメント欄をチェックしたくなります。そしてここで生まれる矛盾のような問題点があります。
それは「大きなモチベーションを生み出すのも、またコメントである」ということです。
日々投稿した動画に送られてくる感想や高評価、再生数はYouTuberにとって大きな力になります。よって大手のYouTuberの方でも感情を荒げてSNSなどで反応してしまうことがあるのは、それだけコメント欄をチェックし、視聴者のことを大事に想っているからこそだと思います。
そういったツイートなどを見るたび「みんな葛藤しながら頑張っているんだなぁ」と私は感じます。適度な距離感を持ちつつ、他人の評価ばかりを気にしないようになりたいところです。
ミュート機能
YouTubeのコメント欄を管理するうえで投稿者におすすめの機能があります。それがミュート機能です。ブロックしてしまうとされた側は分かってしまうので、更に激怒し、別のアカウントを作って荒らす可能性があります。そこでミュート機能(非表示)で対応するのが得策です。
ミュートされたコメントは他の方には表示されず、ミュートされた側も気づかないので、誰も反応しない体制ができます。「危険人物だな」と判断した場合、早めにミュートすることをおすすめします。
YouTubeのコメント欄は割れ窓理論で対応する
犯罪抑止理論として有名な「割れ窓理論」がYouTubeでも有効です。
割れ窓理論とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。
このように少しでも誰かを傷つけると思われるコメントは即ミュートが安全です。私のチャンネルでもヤバいと思ったコメントは早い段階でミュートしています。
まとめ
今回の記事を書いている時点で私自身も反応しているようなものなのですが笑
様々な側面からコメントを理解し、紐解いていくことで、一回でもモヤっとした経験がある人の気持ちが楽になるといいなと思い記事にしました。
視聴者側はコメントする前に「このコメントは誰かを傷つけないかな?余計な一言を言っていないかな?」と考えてからコメントし、投稿者(ゲーム実況者)側は日頃から争いなどが起きにくい環境作りをし、嫌なコメントが来た時も感情を荒げることなく、冷静に対処していきたいですね。そして自分に過ちがある場合はしっかりと謝罪できるクリエイターでありたいですね。
今回は以上です。
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また別の記事でお会いしましょう。
いつもYouTubeで動画楽しく拝見させていただいてます。
ブログをされているのを知って、見に来ました!
私はホラーゲームや作品が大好きなのですが、特にピエロに関するものが大好きなので烏の爪企画は本当にいつも楽しみです(っ´ω`c)
いつも明るく楽しい実況をされてるイメージだったのですが、ブログの真面目な記事を読んで総統の新しい一面やYouTubeに関する仕組みなど、なかなか知る事の出来ない部分が書かれていて楽しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
私事ではありますが、人間関係で悩んでおり この記事を読めたことでとても大きな感銘を受けました。
私も鳥の爪の団員として恥じぬコメントや振る舞いをして、応援していきたいと思います!動画投稿これからも楽しみにしています(*´˘`*)