この記事は、ゲーム実況者や配信者を目指している人、実際に活動してる人向けの記事です。心拍数をリアルタイムでOBSに表示する方法について解説しています。
どうも。鳥の爪団 総統です。
筆者はYouTubeでゲーム実況をしています。
説得力の為に書きますが、現在のチャンネル登録者数は約60000人です。
興味を持った方は是非見に来てくださいね。
今回は「ゲーム実況で自分の心拍数を画面にリアルタイムで表示して、臨場感のある動画を作る方法」について解説していきます。
心拍数を表示するゲーム実況とは
こんな感じの動画ですね。
海外ではわりと有名な手法なのですが、日本ではまだそんなに浸透しておらず、このシステムを取り込んでいる方は非常に少ないです。
現に導入から2ヶ月程で検索上位に表示された実績があります。
YouTubeで「心拍数 ゲーム実況」と検索すると鳥の爪団の動画が多く出てきます。
SEO的にもある程度成功してると言えるでしょう。
日本ではノウハウが少ないので、海外の情報を参考にしたい場合は「Heart Rate game」などと検索すると記事や動画が出てきますね。
心拍数を表示するメリット・デメリット
心拍数を画面に表示させることで発生するメリット・デメリットとはなんでしょうか。
メリット
- ・視聴者に緊迫感や臨場感が伝わる
- ・数字で表すことで状況が明確化する
- ・他のチャンネルと差別化できる
- ・それ自体を企画のタイトルにできる
こんな感じですね。
プレイヤーの状況・感情が心拍数を通して伝わりやすくなります。
デメリットは以下の通り。
デメリット
- ・ゲーム画面と心拍数を同時に撮影するので編集が効かず、邪魔になる時がある
- ・心拍数を表示することで画面的に圧迫感を感じさせる可能性がある
- ・撮影時に専用ソフトを立ち上げるので面倒
- ・機材の充電に気を配る必要がある
心拍数だけ別でキャプチャすることで後で編集することも可能ですが、その場合実況とのタイミング合わせが必要になります。
少々面倒なのでOBSでまとめて撮影するのがおすすめです。
また、単発の企画としてならそれほど気にならないかもですが、毎日の作業となるとソフトの立ち上げや充電が面倒に感じることもあるかもしれませんね。
心拍数を表示するのに適しているゲームとは
画像:Katemangostar – jp.freepik.com によって作成された background ベクトル
では、心拍数の表示と相性のよいゲームジャンルとはなんでしょうか。
筆者が考えるのは以下の通りです。
相性のよいゲームジャンル
- ・ホラーゲーム
- ・FPS、TPS
- ・VRゲーム
- ・身体を動かすフィットネス系ゲーム
- ・その他、緊迫感のあるゲーム
特にホラーゲームとの相性は非常によいです。
VRなど音声のリアクションだけだと視聴者に伝わりづらい動画も臨場感が出ます。
鳥の爪団 実況チャンネルでは心拍数に関するコメントを書いてくださる方も多いです。
【初めて心拍数を導入した際の視聴者のコメント】
「今回はジャブ程度だったと思うんですが、次回以降、さらにハードなホラゲーをプレイしたときの、総統の心拍数に期待です。心拍数をリアルタイムに……というのはテレビ的で、ホラゲー実況の中では新たな試みだと思いますし、これからまた楽しみです。」
【VRホラーゲームに心拍数を導入した際のコメント】
「画面で見てるだけで充分怖いのにVRなんてやったら心臓もたなそう!終始心拍数が高かったのも納得の怖さ!」
導入方法・手順
では、実際に筆者が使っている製品と導入方法をご紹介していきます。
心拍数をPC画面に表示して録画できるようにするまでの手順
- ①アームバンドで心拍数を測る
- ②心拍数をアプリにリアルタイム送信
- ③アプリに表示されてる数値をパソコンにミラーリング
- ④ミラーリングした画面をOBSに取り込む
- ⑤OBSでトリミングとカラーキーを使用して数値だけを取り込む
①アームバンドで心拍数を測る
まずは心拍数を測るための機材です。
POLAR(ポラール)のOH1 こちらを使ってます。
引用:心拍計のパイオニア ポラールからついに腕で心拍を計測する心拍センサーの発売です。 6LEDを搭載した約5gの光学式心拍センサーで、アームバンドとあわせても17gの軽さとなり、装着した際に運動を妨げることがありません。また、トレーニング中はOH1を付けているだけで、他のデバイスやスマートフォンを持たずに手軽に心拍計測が可能です。OH1は腕に装着する為、胸ストラップにともなう煩わしさをなくすとともに、モーション・アーティファクト(微妙なずれ)を軽減。胸ストラップ型に近い精度を保った心拍センサーとなっています。
こちらのアームバンドはスポーツにも使われる製品で正確かつ、リアルタイムで自分の心拍数をアプリに送ることができます。また、腕に付けるだけなので取り外しが楽な点も非常によいです。
もし、POLAR(ポラール)のスマートウォッチを持っている場合は同期してスポーツにも使用できます。
ゲーム実況者は運動不足になりがちなので、この機会にスマートウォッチも利用して健康管理してみるのもいいかもですね。
筆者が普段使用してるPOLAR(ポラール)のスマートウォッチはこちら。
Bluetoothのイヤホンがあれば、スマートウォッチとイヤホンだけで音楽を聞きながらランニングできたりします。
②心拍数をアプリにリアルタイム送信
アームバンドを付けたらスマートフォンのアプリを立ち上げます。アプリは無料です。
私の場合はアンドロイド端末「Galaxy S9+」を使用してます。
※iPadでも同じアプリを使ってみたのですが、心拍数表示が遅れたりしたので端末によって相性があるかもです。
» Polar Beat – マルチスポーツフィットネスアプリ
こんな感じで数値がアプリに表示されます。
③アプリに表示されてる数値をパソコンにミラーリング
アプリの画面をPCにミラーリングします。
ミラーリングにはこちらのソフトを使用してます。
» ApowerMirror-スマホをリアルタイムにミラーリング/制御する – Apowersoft
インストール手順などは、こちらのサイトが参考になるかと思います。
» iOS&Androidの画面をPCで表示できるフリーソフト 『ApowerMirror』 大画面で表示できます
ソフトを立ち上げるとこんな感じの画面が出てきます。
指示に従ってミラーリングを行えば、あとはOBSに取り込むだけです。
④ミラーリングした画面をOBSに取り込む
OBSのウィンドウキャプチャからApowerMirrorを指定すればアプリ全体の画面が表示されるはずです。ただこのままではいらない要素が多いのでトリミングしていきます。
⑤OBSでトリミングとカラーキーを使用して数値だけを取り込む
まずは普通にサイズ調整とトリミングをします。
※「Altキー」を押しながらポイントをドラッグしていけばトリミングできます。
これで背景色が黒、数値が白い状態で表示されてるはずです。
このままでもいいのですが、見栄えがよくないので、カラーキーを使います。
右クリックでフィルタを立ち上げ、左下のプラスボタンからカラーキーを選択、「色キーの種類」をカスタム色に変更、色を選択から背景色の黒をクリックすればカラーをピックできます。これで数値だけが綺麗に表示されるようになりました。
筆者の場合は更に心拍数表示用に背景画像を作りました。
それがこちら「ムリムリメーター」です。
自分のチャンネルの雰囲気に合わせて背景を作るとより世界観が出ると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ゲーム実況に心拍数を表示することは意外と簡単にできます。
普通の動画制作に飽きた人や変わった企画を考えている人は是非試してみてくださいね。
今回は以上です。
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また別の記事でお会いしましょう。
私のコメントが掲載されているwww無性に嬉しい( ´∀`)
いつも動画楽しく見てます。心拍数を表示しながらのゲーム実況は最初見たとき、かなり驚いたのを覚えています。色々な工夫を凝らした動画をあげてくれるので、飽きずに見れてます。これからも頑張ってください