この記事は、ゲーム実況者やYouTuberを目指している人、実際に活動している人向けの記事です。
どうも。鳥の爪団 総統です。
筆者はYouTubeでゲーム実況をしています。
現在のチャンネル登録者数は約11万人・活動歴は約8年です。
説得力の為に書きますが、筆者は実際にYouTubeのゲーム実況で生計を立てています。
興味を持った人は是非見に来てくださいね。
今回は「YouTubeの低評価数が非表示になること」についてお話ししていきます。
- ・どんな変更があるのかいまいち分からない
- ・クリエイターや視聴者に出る影響が知りたい
こういった人の悩み解決・参考になれば幸いです。
YouTubeの低評価数が非表示に
2021年11月にYouTubeの仕様変更が発表され、大きな話題となりました。
ニュース概要は以下の通り。
YouTubeは、動画への「低評価数」を非表示にする。低評価ボタンは引き続き表示され、視聴者は低評価をつけることもできる。また、動画投稿者は低評価数を確認できる。
YouTubeチャンネルを開設したばかりのクリエイターから、不当な低評価荒らしの標的にされるという報告も多く、クリエイターをハラスメント行為から守る意味でもこういった仕様変更が行われるようです。
また、実際にYouTube側は2021年から段階的に低評価を非表示にするテストをしていて、嫌がらせの件数が減ったというデータに基づいて今回の変更がされているそうです。
このニュースから約1カ月が経過し、徐々に落ち着いてきた今、改めてYouTubeの低評価数が非表示になることのメリット・デメリット、今後未来に起きることを考えていきましょう。
低評価数の非表示で起きる メリット・デメリット
考えられるメリット・デメリットは以下の通り。
※もちろん他にも色々あるかと思います。
- メリット
- ・低評価の荒らし行為が減る
- ・クリエイターの精神的なストレス緩和になる
- ・ファンが嫌な思いをする機会を減らせる
- デメリット
- ・動画の良し悪しを判断しづらくなる
- ・悪質なクリエイターが増えるかもしれない
- ・嫌がらせがエスカレートするかもしれない
少し掘り下げていきますね。
メリット
低評価の荒らし行為が減る
純粋な評価としてバットを押すのではなく、「みんなも押してるからやっちゃえ!」といった荒らし行為・集団心理から起きるいじめのような現象は減ると考えられます。
YouTubeは割れ窓理論が通用すると筆者は考えています。
多くの低評価が見える状態で放置すると、次々と低評価やコメントのバッシングも増えていき、炎上になってしまうケースも。
非表示にすることで荒らしを未然に防げるかもしれません。
クリエイターの精神的なストレス緩和になる
やはりクリエイターの立場からすると「10ある高評価より、1の低評価のが気になってしまう」というのは、少なからずあるもの。
本当に気にしてしまう人は、こういった積み重ねから批判ばかりに目がいってしまい、精神を病んでしまうことも。
低評価数が非表示になることで、少しでも心地よい活動ができるなら意味のある仕様変更と言えるでしょう。
しかし、「投稿者は見ようと思えば簡単に低評価数を見れる」ので、「不意に目に触れてしまう機会を減らす」といった意味が大きいかと思います。
ファンが嫌な思いをする機会を減らせる
長く活動を続けているクリエイターであれば、自分なりに「低評価との向き合い方」を確立している人が多いと思います。
つまり、 ”クリエイター自身はそれ程気にしていない” ことも多いです。
また、低評価は新規視聴者が多い動画で増えやすく新しい人に見てもらえてる証拠でもあります。
しかし、応援してくれているファンは違います。当然「なんで私の好きな動画が低評価なんだ!」と、どこかで自分が否定されたような気持ちになってしまったり、謝罪動画なら「この人はもう反省してるんだからいいでしょ!」と応援してるが故の想いが生じます。
低評価数が見えなくなることで、ファンにはグッドボタンだけが見える状態になります。
嫌な思いをする機会も減り、YouTubeをより楽しめるようになるかもしれません。
デメリット
動画の良し悪しを判断しづらくなる
視聴者の立場で考えると評価の数は、情報に対して ”世間はどれくらい賛同しているのか” を見れる指標でした。
また、動画視聴前の価値判断にもできたので便利だったという声も多いです。
ニュース系のガセネタなどに振り回されてしまう人が増えるかもしれません。
低評価数の非表示で、「釣り動画や面白くない動画」を判断しづらくなり、余計な時間を使ってしまうパターンも増えてしまうかもしれませんね。
悪質なクリエイターが増えるかもしれない
視聴者には高評価数しか見えません。
これを逆手に取り、「大きな議論を生むような動画」や「過激で賛否両論になる動画」を次々に投稿する悪質なクリエイターが増えるかもしれないとネット上では言われています。
筆者的には、「一定数は過激な人が居続けるが、徐々に淘汰される」と思っています。
動画投稿サイトの第一線であるYouTubeは、年々健全なコミュニティ、適切なガイドラインを設けることに重きを置いています。
過激な動画は、一瞬の注目を集めることは出来たとしてもYouTube側がそれを良しとしないでしょう。
嫌がらせがエスカレートするかもしれない
低評価を押すだけで済んでいた悪意を持った人の嫌がらせがエスカレートするかもしれない。とネット上では言われています。
確かにあるかもしれませんが、そこまで悪質な視聴者でコメント欄まで荒らすようであれば、おそらく既にクリエイター側で「ブロックやミュート」などの対応をしています。
※管理してきれない程の中傷数であれば、それはおそらくクリエイター側の動画内容や向き合い方に問題ありです。
筆者の例でいうと、比較的チャンネルに荒らしは少ないのですが、どうしても一か月に5~10数件は異物が紛れ込みます。
基本的に一発アウトで「ブロックやミュート」対応してるので、何度も同じ人から誹謗中傷を受けることはありません。また、悪質な誹謗中傷の場合は念の為スクショで証拠を撮っておきます。
あまり表に出ないですが、YouTuberが誹謗中傷や迷惑行為の件で裁判をしていることは意外とあったりします。最近では徐々に法の整備も進んでいるので、軽い気持ちで誹謗中傷を繰り返していると、いつの間にか人生が詰んでた。なんて人も出てくるかもしれませんね。
人気YouTuberの反応
では、大手YouTuberはどんな反応をしているのでしょうか。
ヒカキンさん:【緊急動画】YouTubeの低評価数 非表示って大事件だろ!【みんなの意見コメント待ってます!】
おめシスさん:動画の低評価について
YouTuberの中でも低評価の非表示について議論がされていて、どちらの側面も冷静に見ているクリエイターさんが多いですね。
Twitter上の意見
Twitter上でもYouTubeの低評価数の非表示について興味深い意見がたくさん見れます。
YouTubeの低評価数が非表示になったことで1本の動画を見る時間が増えた。
他人のレビューも大事だけど、数字に左右されず自身で動画に向き合えている気がする🤭— マメ (@jetdaizu) December 8, 2021
YouTubeの低評価が表示されなくなった件
数字って何よりも分かりやすい指標で自分も当初は気にしていて、自分の低評価が多い動画はその理由を考える良い機会にしていたし低評価が多い動画を見る際はその理由があると思いながら見ていた
今後投稿者側がそれを気にしなくなると考えると少し怖さがあるね— ふみ (@fumi23_3) November 30, 2021
YouTubeの低評価非表示になった感想
想像の100倍くらい不便(悪質な釣り動画などが高評価多く見えるのが特に問題)
— スターアイランド@ゆっくり実況者 (@starisland_ykr) December 5, 2021
YouTubeの低評価が非表示だと動画の良し悪しを判断できないというような意見がトレンドにあるんですがこの人たちはAIかなんかですか?
— とモヤシ (@tomoyashi_mo) November 30, 2021
低評価数の非表示で起きること・これからの未来
最後に「低評価数の非表示で起きること・これからの未来」についてお話ししていきましょう。筆者はこう考えています。
これからの時代は、”自分の頭で物事・情報の良し悪しを判断するスキル” がより求めるられる時代になると思っています。
たかがYouTubeの「低評価数の非表示」、されど「低評価数の非表示」
これによって情報を正しく判断できる人、そうでない人は分かれ、情報に振り回される人は今後も出てくるでしょう。
YouTubeの仕様変更は一例に過ぎません。
情報は無数にあるのに ”考える人と考えない人で格差が生まれる社会は加速する” でしょう。
様々な視点に立つ
YouTube
YouTube側の視点に立てば、「より視聴者が長く見てくれる」「YouTubeを使い続けてくれる」これが重要です。
少なからず都合のいいクリエイターと視聴者を優遇したいはずです。
「YouTube側がいらない」と判断すればクリエイターだろうと、視聴者だろうと淘汰されていきます。
クリエイター
クリエイターは再生数が多ければ、当然嬉しいはず。しかし、クリエイターは、承認欲求だけに支配されて行動するのではなく、自分の軸を持って、世間の意見にも耳を傾けながら正しさを持って活動していくのが大事です。
作り手の人間性も見られる時代になっています。
数字を求めて過激になるのは危険です。
視聴者
視聴者は、「おすすめに出てきた動画をただ見てる人」も多いはず。視聴者は、思考停止でコンテンツを享受するのではなく、「これは本当にいい動画なのか」「この情報は正しいのか」精査しながら見ていく必要があります。
作り手も受け手を選べる時代になっています。
匿名性に安心して評論家になったつもりでいると危険です。
あなたへのおすすめの本質も考えよう
YouTubeはAIに基づいて、次々に「あなたへのおすすめ」を出してきます。
これはYouTubeだけの話ではなく、大元であるGoogleやAmazon、SNSなども同じです。
「あなたへのおすすめ」は言い換えれば「あなたの性質にあったコンテンツ」です。
つまり、倫理的に良くないとされるようなコンテンツばかり享受していれば、似たようなものばかりが日常に溢れていきます。
間違ったガセ情報ばかり見ていれば、似たような嘘か本当か分からないガセ情報・ゴシップで溢れかえっていきます。
AIは、あなたの行動・性質にただ合わせているだけ。おすすめと「上手に付き合っていく」のが大事です。
何かが起きた時に、”そこの裏側で起きていること” や “物事の本質” まで自分の頭で考えること、複数の意見と照らし合わせることもして、冷静な判断をすることがこれからの時代には求められるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、「YouTubeの低評価数が非表示になること」についてお話ししてきました。
低評価数の非表示で起きるメリット・デメリットはどちらもあります。
その上で何故こういった仕様変更がされたのか、そしてその先で何があるのか考えて活動・視聴をしていくのが重要です。
そして、思いやりのある言動を。デジタルタトゥーは消えません。
この記事が貴方の役に少しでも立っていれば嬉しいです。
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当ブログでは、自分が実際に経験して手に入れてきた「YouTubeのノウハウ」を失敗例も成功例も含め、数多く発信してます。
「作業環境」や「チャンネル登録の伸ばし方」など色々解説しているので、読んでみてはいかがでしょうか。
動画投稿をしていく上でヒントになるかもしれません。
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今回は以上です。
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また別の記事でお会いしましょう。
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