この記事は、ゲーム実況者やバーチャルYouTuberを目指している人、実際に活動してる人向けの記事です。
どうも。鳥の爪団 総統です。
筆者はYouTubeでゲーム実況をしています。
現在のチャンネル登録者数は約63000人です。
説得力の為に書きますが、筆者はゲーム実況で生計を立てています。
興味を持った方は是非見に来てくださいね。
今回は「ゲーム実況者がVtuberになった方法・なってみて感じたこと」についてです。
ゲーム実況の活動を開始して、2020年の夏で丸7年になります。
ずっとゲーム実況をしてきて、声のリアクションやトークで勝負してきた自分としては、今まで
- ・そもそもバーチャル空間で動くモデルの制作が大変そう
- ・Vtuberは人気の競争が激しそう
- ・Vtuberの身体を手に入れるメリットがいまいち分からない
こういったネガティブな考えも持っていて、何となく知ろうとしませんでした。
それがどうして「バーチャル受肉をしたい」と思えるようになったのか、その過程と実現した方法についてお話していきます。
バーチャルユーチューバーに挑戦したいと思った理由
バーチャルユーチューバーに挑戦したいと思った理由は以下の通り
- ・個人でできる表現の幅が広がる
- ・視聴者に感情を伝えやすい
- ・Vtuber界隈との交流もできる
- ・雑談や告知などで画が持つ
- ・合成やモデリングなどの知識が増える
こんな感じです。
モデルを制作することは大変だろうと感じていましたが、一度作ってしまえばその後も利用することができますし、何よりメリットのが大きいのではないだろうか?と思うようになりました。何事も挑戦です。
一つ一つ掘り下げていきますね。
個人でできる表現の幅が広がる
企画の幅が広がります。
ゲーム以外のことはもちろん、組み合わせることで「動きや表情」もフックにした企画を練ることができるようになります。
例:目を瞑ったまま〇〇してみる。みたいな企画
(Webカメラと連動してトラッキングが可能)
視聴者に感情を伝えやすい
繰り返しになりますが「動きや表情」は重要です。
特に「顔出しをしていない・できないゲーム実況者」にとっては感情表現を伝えるための武器になります。
もちろん、単純に顔出しすることで解決できることも多いですが、バーチャルだからこその生まれる「神秘性」や「シュールさ」「キャラクター性」などこういった面白さは確実に存在します。
だからこそVtuberさん達がたくさん生まれ、戦国時代と化しました。
Vtuber界隈との交流もできる
これはあくまでも個人のイメージですが、一括りに「YouTuber」と表現しても様々な界隈が存在します。
- ・実写ユーチューバー
- ・バーチャルユーチューバー
- ・ゲーム実況者
その中から更に細分化され、
- ・実写の中に→バラエティ系、教育系、VLOG系
- ・バーチャルの中に→動画勢、配信勢
- ・ゲーム実況者の中に→マイクラ実況者、FPS実況者
など、分け出したらキリがないくらいです。
コミュニティは閉鎖的なことも多く、視聴者さん達も
「〇〇界隈はよく見るけど、〇〇は全く知らない」なんてことはよくあると思います。
そういった界隈の垣根を越えて、「本当は興味、関心が似てるのに交流する機会がなかった人達」と交流するきっかけにもなるかもしれません。
ゲーム実況界隈ももちろん大好きですが、他の界隈を知ることで得るものもあると思いました。
雑談や告知などで画が持つ
これはテクニック的な部分に近いのですが、ゲーム実況者が「雑談系」や「告知」の動画を投稿したい時、「映像はどうしようか」という問題に直面することが多いです。
性質上、声だけを収録することが多いため、「ゲームをしていない時の動画の表現」に困るのです。
そこでバーチャルユーチューバーの身体があれば、「モデルが喋っている映像」をそのまま利用することができます。
全く関係ない雑談や告知内容なのに、裏でゲーム映像が流れているのも何だか変な話ですよね。その違和感を解消することができます。
合成やモデリングなどの知識が増える
合成やモデリングなどの知識が増えます。
ゲーム実況者として活動する上では中々触れることのない知識が増えるので、自分にとっても有益だと思います。
深く知らなくても、なんとなく大枠を捉えていれば「この作業はこんなに大変なんだ!」とか「これは自分では出来ないから外注しよう」とか、“やれることとやれないこと” の区別ができますよね。
これって創作活動をしていく上で重要なことだと思います。制作側や他の界隈との共通言語を覚えるってイメージですね。
「やる・やらない」は別として、知識を付けることで人生の選択肢が増えますよね。
もし、学生のうちにVtuberの勉強をしていたなら、将来はその経験を活かしてCGのモデリングをもっと勉強して、趣味から副業にしてみよう。とか色んな選択肢に繋がります。
Vtuberになった方法
「Vtuberに挑戦してみようと思った理由」や「それによって起きるメリット」は分かってもらえたと思うので、ここからは実際にどうやって作ったか、モデルを作る上で苦労したことなどをお話していきます。
筆者がVtuberの身体を作るのに使用したソフトは以下の通り。
色々な制作方法がある中でも手軽に自作のモデルを動かせる手法だと思います。
- ①フォトショップ(パーツ単位に分ける)
- ②Live2D(パーツを組み合わせてモデルにする)
- ③フェイスリグ(Webカメラと連動させて動かす)
詳しい手順や解説は省きます。
実際に挑戦してみたい方向けに参考になった記事や動画をいくつかご紹介しておきますね。
フォトショップでパーツ単位に分ける
フォトショップは言わずと知れたAdobeの画像編集ソフトですね。
こちらは普段からサムネイルの制作などにも利用しています。
筆者の場合は、もともとアイコンやLINEスタンプ用に制作していただいたイラストがあったので、そちらを応用し、イラストを輪郭・髪の毛・帽子・エンブレム・目・鼻・口・胴体などに細かく分けていきました。
それはもう大変な作業で、目の中だけでも目玉・白目・目蓋など細分化していきます。
本格的なVtuberの方々はまつ毛だけでも何パーツにも分けていたり、活きいきとした動きを実現させるために、とんでもない努力をしているんだなぁと実感しましたね。
参考サイト
≫ Vtuberの作り方とは?Live2Dでキャラやモデルを動かそう!
Live2Dでパーツを組み合わせてモデルにする
イラストをパーツ単位に分けたら、Live2Dというソフトでパーツを組み合わせていき、一枚のイラストのようにしていきます。
一個一個のパーツに分けているからこそ、様々な動きを実現できるわけですね。
Live2D自体はフリー版でも十分使えると思います。
筆者も今回はフリー版を利用しました。
Live2Dは本当に苦労しました。
「イラストをどう変形させていくか」や「この地点になった時にパーツがフェードして切り替わるようにする」など細かい設定をしていくのですが、全く触れたことのないソフトだったため、見様見真似で操作していきました。
この講座動画には本当にお世話になりました。
参考サイト
≫ Live2D Cubism チュートリアル
フェイスリグで作ったモデルを動かす
Live2Dでモデルが完成したらいよいよ動かします。
Steamで配信されている「フェイスリグ」という有名なソフトで動かしています。
作ったモデルを指定されたフォルダに突っ込むだけで良いので比較的こちらは簡単でした。
もちろんトラッキングにはWebカメラが必須です。
参考までに筆者が使っている製品はこちら。
筆者の使用しているWebカメラ
一点つまずいたのが、フェイスリグをインストールしただけではLive2Dのモデルが利用できないことでした。
Live2Dを読み込むための追加コンテンツのダウンロードが必要です。
2020年5月現在、フェイスリグのソフトが1,480円、DLCが別途398円程かかるので、やってみたい方は注意。
実際にVtuberとして動画を投稿してみた
Vtuberといえば最初は「自己紹介動画」が定番なので、制作してみました。
ゲーム実況者がVtuberと同じような身体を手に入れることで、「拒絶反応を見せる視聴者もいるかな?」と少し心配していたところもあったのですが、視聴者も今回の挑戦を心から応援してくれましたし、クリエイター側が心配してるほど視聴者は気にしていないのかなと思います。
自己紹介動画を出して以降、Vtuberさん達から何件かリプライを頂いたり、早速小さな変化が起きている気がしています。
また、動画でもゲーム実況以外のアプローチをしてみたり、Vtuberならではの強みも活かしつつ活動ができそうだなと思ってます。
また、ゲーム実況者が活動を続けていく上で課題になりやすい「人ではなく特定のゲームを見にくる」という問題点をVtuberの「人というコンテンツを見にくる」という性質でカバーできるよう頑張っていきたいですね。
もちろん自分自身の魅力を磨くことも忘れず。色々な挑戦を続けていきたいです。
まだまだ始まったばかりでこの試みが今後どのように作用していくかはわかりませんが、活動の幅が広がり、より多くの人を楽しませられたらいいなと思います。
まとめ(PR)
いかがだったでしょうか。
今回は「ゲーム実況者がVtuberになった方法・なってみて感じたこと」というテーマでお話してきました。
Vtuberになって得られるメリットは以下の通り。
- ・個人でできる表現の幅が広がる
- ・視聴者に感情を伝えやすい
- ・Vtuber界隈との交流もできる
- ・雑談や告知などで画が持つ
- ・合成やモデリングなどの知識が増える
正直、全てを一から一人で制作するのはかなり難易度が高いです。
筆者の場合も元となるイラストが既にあったからこそ実現できたと思っています。
「全てを一人で作る必要はない」です。
簡単に参入できない分野だからこそ企業が力を入れている訳ですし。
じゃあ個人で頑張りたい場合はどうしたらいいのか、答えは簡単です。
「初期投資で一部を、もしくは全部をプロに作ってもらう」こういった考えもアリです。
例えば、自身でイラストが描くのが得意なら「パーツ単位に分けた自作イラストをプロに渡してモデルを作ってもらう」とか。
絵を描くのは苦手だけど、自分で動かしたりモデリングの知識を付けたいというのであれば「プロに元となるイラスト・アイコンなどを描いてもらう」というのもアリだと思います。
「ココナラ」というサービスならプロのクリエイターに相談して創作活動を助けてくれるので安心です。実際にこのサービスを利用してVtuberデビューした方も多いです。
「Vtuberに憧れる人は多い」です。
でも、実際に「Vtuberになる努力ができる人は少ない」です。
この違い、重要です。
クリエイターとしての幅を広げるかどうかは、あなた次第。
もし興味があるなら詳細を覗いて見るだけでも為になると思いますよ。
最後に筆者の好きな言葉を一つ。
失敗は意識的な努力をやめた時に訪れる。
今回は以上です。
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